こんにちは!学力工房木更津教室の粕谷です。
当塾の高校3年生は、推薦入試が終わり先日合否発表がありました。結果は全員合格でした。受検に向き合って努力したこと、良い結果を出せたこと、おめでとうございます。保護者の方も結果が出るまで心中穏やかでなかったとお察しします。本当におめでとうございます!
ご存知の方も多いと思いますが(過去にブログでも書いていますが)、現在の大学入試はいわゆる学力試験以外で入学する人が増えています。推薦、総合型(旧AO入試)といった試験方式は今後も拡大されるでしょう。また、英検など外部資格利用をする大学も急増しているのが現状です。来年から英検が変わる(過去ブログをご参照ください)こともあり、ますます英検の重要性が高まってきました。
大学は自学びたいことを学べる場です。音楽、スポーツ、美術、、歴史、哲学、心理学、法律...学問として最高学府である大学では、様々な分野を高いレベルで学ぶことができます。大学くらい出ていないと今時就職が厳しいと言う声もありますが、私は個人的にはそのように考えていません。やりたいことがないのにとりあえず大学に行っても意味がないと思います。
大学ではほとんどの学生が奨学金を利用することになり将来返済しなければなりません。ですから夢を実現させるため、興味のある分野で学ぶため(就職も見据えて)に目的を明確にする必要があります。生徒とコミュニケーションをとるなかで、なぜその学部なのか、なぜそうなりたいのかを自問自答し、本人の考えを聞いたうえで塾からも情報提供をし共有するようにしています。情報を共有することで目標を大きく変更した生徒もいます。政治経済を目指した生徒が社会福祉に目覚めたり、工学部から経済学部に変更したケースもありました。
様々な情報をインターネットで何でも調べられる時代ですが、生徒たちのネットの使い方を見ていると、自分の好きなワードや興味のあるワードばかり検索しています。もちろん、それ自体は問題ありませんが、自分で考えずに誰かの意見に頼る癖がついている生徒は多いと感じています。そうなると考え方や趣向が凝り固まって、柔軟な考えに至らくなってしまうかもしれません。没個性になってしまうかもしれません。合格した生徒たち、高校生にはそういったことも話したり一緒に考えたりします。
高校生から大学生になり、いずれ社会に出ていく生徒たち。努力して合格を決めた生徒全員が充実した大学生活を送ることを心から願っています。