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千葉県統一模試 

こんにちは!学力工房 木更津教室 室長の粕谷です。

楽しかった春休みもあっという間に終わりましたね(笑)

本日は、「第一回 千葉県統一模試」がありました。試験を受けた生徒のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

この模試を受けることには大きく2つの意味があります。

まず一つは、「自分の偏差値がわかる」ということです。特に受験生は現在の自分の偏差値を知ることで、志望校選び

の参考にすることができますし、すでに心に決めた高校があるなら、その高校の偏差値と現在どのくらい差があるかを

知ることもできます。1・2年生は、普段の勉強の成果を試す絶好の機会です。もうひとつは今からお話しますが、とて

も重要なことですので、よく理解して今後の勉強に役立ててほしいと思います。

 

よく生徒から「5教科で〇〇点だと、どの高校に行けますか?」とか、「5教科で〇〇点だと、偏差値でどれくらいで

すか?」という質問があります。結論から申し上げますと『学校の定期テストでは判断しにくい』です。範囲が決まっ

ていて、出るぞというポイントも先生が教えてくれるのでテスト前に勉強すれば点がとれる。これが学校のテストの良

いところです。『出題範囲と学習ポイント』が事前にわかることは本当に大きなアドバンテージです。結果としていい

点数が取りやすく、内申点アップにつながります。しかしながら、高校は偏差値が主な判断基準になるため、定期テス

トで何点とったかで希望する高校の合格率は出せません。

 

一方で、本日の千葉県統一模試は前学年までの全範囲(模試の日までで学校で習った全範囲)となるため、「実力が反映される」試験です。

そういった意味では、学校で行う「復習確認テスト」や「千葉県標準学力テスト」などもこれと似ています。定期テストに比べ低い点数になり

やすいのは、出題範囲が広い上に、日頃から学習の習慣がない人は実力不足で難しいと感じてしまうのです。ですか

ら、偏差値が出る試験において、「何点とったかはあまり気にしなくていい」と思います。もちろん、目標とする点数

は明確にする必要がありますが。それよりも、「偏差値がいくつか」が重要です。平均よりどれくらい上回っている

か、あるいは下回っているかを気にしてほしいです。「前回80点だったのに、今回は70点だった」と落ち込む生徒もい

ますが、単純に平均点が低ければ結果的に偏差値ほぼ変わらないということもあります。

偏差値は受験者数が多いほど精度が上がるため、木更津だけでなく千葉県全体の生徒が受ける千葉県統一試験は、精度

の高い偏差値が出るのです。ですから、絶対に受ける必要があります。そして、この試験を受けて偏差値を知るという

ことは超超超超超!重要だということを肝に銘じて下さい。

今よりもできるようになる、何ができて何ができないかを理解すること、一喜一憂せずクールに邁進することができる

ように日頃から勉強を習慣化していきましょう。

 

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デリケートなお話

こんにちは!学力工房 木更津教室の室長 粕谷です。

 

本日は、覚悟をもってあるお話しようと思います。

「どうして私は忘れちゃうんだろう?」「どうしてうちの子はできないの?」

突然ですが、発達障害というものをご存知ですか?最近ではネットやTVで頻繁に取り上げられるようになり、以前より

認知度も高まったように思います。発達障害は『先天性(生まれつき)の脳機能障害』であり、病気ではありません。

ですから、病気のように治るということはありません。わかりやすく言えば、後述する特性をもっているということです。

当ブログは不特定多数の方が見ますので、こういった内容をブログに記すべきか悩みましたが、それでもやはり「ひと

りひとりに寄り添った指導」を謳う以上、避けてはいけない内容と判断し掲載することにしました。もし、このブログ

を見て不快な思いをされてしまった方がいましたら、本当に申し訳ありません。しかし、小学生~高校生まで、保護者

の方から大切なお子さんをお預かりするうえで、絶対にアナウンスすべき内容だと思います。決して偽善や興味本位で

はなく、木更津に数多ある個別指導塾の中において、発達障害については相応に知識や理解があると自負しておりま

す。そして、学習塾からのアプローチやご協力ができればと思う次第です。その覚悟をもっていることと、なかなか人

に相談できない内容なのでこういったところで塾側からオープンなスタンスを公開しようと思いました。「木更津にあ

る塾の中では一番理解がある(塾として発達障害に対する理解です)こと、そして当該テーマで悩んだり、苦しんだり

するお子さんや保護者の方に塾として対応できればと考えていることをご理解いただければ幸いです。

 

発達障害のお子さんをお持ちで悩んでいる方の目にとまり、「うちの子でも通えるかな?」「まだ診断されたわけじゃ

ないけど、もしかしたら・・・」とお悩みの方は、まずはご相談いただければと思います。一緒にできることを探して

いきましょう。

 


ADHD(注意欠如多動性障害

不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの特徴があります。

①不注意(集中力がなく、気が散りやすい)

※忘れ物が多い、ものを無くしやすい。片づけや整理整頓が苦手。やっていたことをそのままにし、他のことをしてしまう。集中しづらいが一方で、興味のあることに対しては集中しすぎる(過集中)など切り替えが難しい。会話しているときに上の空のように見える。

②多動性(落ち着きがなく、じっとしていられない)

※落ち着いてじっと座っていられない。体がそわそわ(もそもそ)動いてしまう。おしゃべりが止まらない。公共の場などで静かにできない。

③衝動性(考える前に行動してしまう)

順番が待てない。会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言してしまう。他人の邪魔をしたり、さえぎって自分がやったりする。気に障ることがあると乱暴な発言・態度をとってしまう。

 


LD(学習障害)

基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する・推論する」のうち、いずれかあるいは複数のものの習得・使用に著しい困難が生じます。主なLD(学習障害)の種類を記載します。

①読字障害(ディスレクシア)・・・読みの困難

※形の似た字を理解できない(「わ」と「れ」、「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」、「e」と「o」、「b」と「d」など形の似た文字の理解や識別が困難)。

※小さい文字を認識できない(きょうの「ょ」、さっきの「っ」など)

※文章を読んでいると、どこを読んでいるのか分からくなる。

※飛ばし読み・予想読みをする(文章を読む際に文字あるいは行を飛ばして読んでしまう。「〇〇ということでした。」という文を「〇〇です」と読んでしまう。それらに起因し、文章をスムーズに読めず読み方に特徴がある。

※音読が苦手な傾向がある(文章を読んでも意味がわかっていない)

 

②書字表出障害(ディスグラフィア)・・・書きの困難

※文字が書けない・板書できない(誤字脱字や書き順の間違いが多い。鏡文字や雰囲気で文字を書く。文字の形や大きさにバラつきがあり、マス目からはみ出してしまう。)ディスレクシアに起因する場合もある。

 

③算数障害(ディスカリキュア)・・・算数や推論の困難

※数字や数式の扱い・答えを導くまでの思考や推論が苦手(簡単な数字や記号を理解しにくい、繰り上げや繰り下げができない、数そのものの大小がきちんと理解できない、文章問題が苦手、理解できない。

 


AS(アスペルガー症候群)

対人コミュニケーション能力や社会性、想像力に障害があり、対人関係がうまくいきづらい障害で「知的障害や言葉の発達の遅れがない」ものを言います。大きく分けると「コミュニケーションの問題」「対人関係の問題」「限定された物事へのこだわり・興味」の3つの症状があります。

①コミュニケーションの問題

※会話能力は表面上は問題なくできるが、言葉の裏の意味(暗黙の了解が理解できない)や行間を読むのが苦手。明確な言葉がないと、言葉をそのままの意味で鵜呑みにしてしまう傾向があり、人の言葉を勘違いしやすく傷つきやすい面がある。アイコンタクトなど表情を読み取るのも苦手。明確な指示がないと動けない。

 

②対人関係の障害

※場の空気を読むことが難しく、相手の気持ちを理解したりそれに寄り添った言動が苦手な傾向がある。そのため、社会的なルールやその場の雰囲気を無視したような言動になりがちで、対人関係を上手に築くことが難しい。自分の言動がその後どうなるのか、他人にどう影響するかを想像するのが苦手で、臨機応変に動くことが難しい。冗談が通じない。

 

③限定された物事へのこだわり・興味

※いったん興味を持つと過剰に集中する。法則性や規則性のあるものを好み、異常なほどのこだわりをみせることがある。また、その法則や規則が崩れることを極端に嫌う傾向がある。しかし、この特性を逆に強みにすることもできる。興味のある物事には大量の情報を記憶したり引き出すことができる(JR全駅名を言えるなど)。自分で決めた予定や手順を変えることを極端に嫌う。興味のある物事に関しては、一度話し出すと夢中になりすぎてしまい止まらなくなる。

 

 

 

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千葉県標準学力テスト

期末テストも終わり、毎年恒例の「千葉県標準学力テスト」がありました。

定期テストと違い、本当の実力が試されるテストです。付け焼刃の勉強ではなかなか良い結果が望めません。

最近、生徒にある言葉をかけるようにしています。その結果、なかなかやる気にならなかった生徒や学習意欲が低下していた生徒が今までと違う行動をとるようになりました。

具体的に申し上げると「現状を意識し、目標を明確にし、それに向かい努力する」ということをしました。

塾に通うことで成績が上がると思う生徒(失礼ながら保護者の方も)は多いです。しかし、どんな塾でも通うだけで成績が上がることはありません。逆に言うと、「塾に通っているのに成績が上がらない」生徒が実は多いのです。理由は1つ。「通塾=学力向上」ではなく、「意識×目標×(質+量)=学力向上」だからだと思います。自分は塾に通うことでどうなりたいか(意識)、何を目標に塾に通うか(目標)、そのためには何をどれ位やればいいか(質+量)の内どれか1つでも目覚めさせるきっかけを作ることが学力工房に通う価値であると考えております。

話を戻しますが、今回の千葉県標準学力テストで420点を上回る好成績を残した生徒がいます。その生徒は目標意識もモチベーションも高く、そこにブレがありません。定期テストで前回より悪い成績を取ることもありますが、「次こそは!」という言葉がすぐに出ます。目標はブレてはいけません。点数は上がったり下がったりするものなのです。学習の本質は、何のために勉強するかだと思います。

 

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