こんにちは!暑い日が続いてますが、みなさん体調いかがでしょうか?
さて、夏季講習が終わり2学期がスタートしました。講習期間中は本当に朝から晩まで大変だったと思います。お疲れ
さまでした。講習を受講していただき、2学期から正式に当塾へ入塾する新しい生徒さん、よろしくお願いします。
塾に通うなら、やはり結果を出してほしいと思います。ですから私は生徒に甘くて厳しい、特に受験生については飴と
鞭のふり幅は大きいと思います。そんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
この夏期講習中、集団授業で私は国語を担当しました。理社科は暗記要素が多い科目ですが、国語に関しては読解と
文法もさることながら最も注意すべきものがあります。それが作文です。千葉県の公立入試の最後の問題が作文で、そ
の配点は5教科の中で最も高い12点です。たった1問でこの破壊力…。
生徒に作文を書かせるとほとんどの生徒が書き言葉を上手に使えていないということに気づきます。口頭のコミュニケ
ーションは「言わずもがな」の日本人の性質上、何か足りない部分があっても相手が「暗黙の了解」として受け止めて
くれ、その言わずもがなの部分を言葉のキャッチボールの中で確認したり理解したりするものです。しかし作文はそう
はいきません。投げたボールは戻ってきません。口頭ならキャッチボールしながら「あぁ、こういうことが言いたいん
だな」と推測できますが、入試の採点者は書かれた内容でしか判断できません。つまり1球でビシッと相手にいい球だ
と思わせなければならないということです。作文は自分の意見をつらつら述べるのではなく、言いたいことを明確にし
て「相手に伝えること」に集中すべきだと思います。思ってもいないいい事ばかり書かず(中学生にありがちです)、自
分の意見や主張をぶらさず、具体的に伝えることが最も大切です。作文は鍛えれば必ず上手になります。作文が苦手なの
ではなく、伝え方に改善すべき点があることを気づかせてあげることがその第一歩です。当塾では講習期間中、毎日必
ず作文を書かせ評価し具体的に「こうした方が伝わる」という指導を繰り返しました。最初は作文を嫌がっていた生徒
もどうしたら伝わるか考えるようになりました。
とはいえ生徒は十人十色、やる気も能力もそれぞれです。完璧な人などいません。むしろ日々前進の精神で生徒それぞ
れの色を鮮やかにすること、それが私の2学期の抱負です。